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花神 (NHK大河ドラマ) : ウィキペディア日本語版 | 花神 (NHK大河ドラマ)[かしん] 『花神』(かしん)は、NHKで1977年1月2日から12月25日に放送された15作目の大河ドラマ。周防の村医者から倒幕司令官に、明治新政府では兵部大輔にまで登りつめた日本近代軍制の創始者・大村益次郎を中心に、松下村塾の吉田松陰や奇兵隊の高杉晋作といった、維新回天の原動力となった若者たちを豪快に描いた青春群像劇。 == 概要 == 司馬遼太郎の小説『花神』(主人公:大村益次郎)、『世に棲む日日』(主人公:吉田松陰と高杉晋作)、『十一番目の志士』(主人公:高杉晋作と天堂晋助〔架空の人物。〕)、『峠』(主人公:河井継之助)、『酔って候』の「伊達の黒船」(主人公:伊達宗城と前原巧山)の五作品を、脚本家の大野靖子がドラマ化した。(前記以外にも『燃えよ剣』等の司馬作品からの引用も散見される) 「火吹きダルマ」と称された風貌で、技術者的な無骨さを最後まで崩さない大村益次郎を前進座の歌舞伎役者・中村梅之助が演じ、もう一人の主人公とも言うべき高杉晋作を、時代劇初出演の中村雅俊が演じた。梅之助の演技に、原作者の司馬は「梅之助さんは見事に演じきってくれた。演芸史に残る演技だ」「滅多におかしがることのない蔵六も『梅之助氏の演じた蔵六こそ私です』と顔をゆがめるだろう」などと賛辞を送った。 最高視聴率は25.9%、平均視聴率は19.0%と、大河ドラマの中では決して高くないが、専門家や業界関係者の間では評価が高く、後に『新選組!』の脚本を担当した三谷幸喜は、この作品を支持している。 なお、翌1978年の『黄金の日日』以降は、原則として正月三が日の放送開始を避けるようになった〔本作の放送終了後の作品では、『春日局』(1989年1月1日放送開始)と『龍馬伝』(2010年1月3日放送開始)が正月三箇日の放送開始作品となっている。〕。このこともあってか、年間52回放送は本作を最後に途切れている。
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